「物持ちが良い」のはメリットだけじゃない?その意外なデメリットとは?

突然ですが、皆さん物持ちは良いですか?

僕は自分ではどちらかというと「物持ちが良い」と思っています。

というのも、いまでも幼稚園のときに買ってもらったハサミが現役だったり、大学1年生のときに買ったシャツを未だに着ていたりします。このブログを書いているデスクトップPCも購入したのは6年くらい前かな・・・。こういうのって特に高級なものでもないのに何故かなかなかだめにならないですよね。ネットで探してみるともっともっと大切に使っている人たちをたくさん見かけるのですが、案外みんなこんなものなのかな・・・?

そんな物持ちが良いことは、一見メリットしかないように感じるかもしれませんが、ふと「あれ・・・?これってメリットだけじゃないんじゃないか・・・?」と思ったので考えたことをまとめました!

それでは行ってみよう!

物持ちが良いことのメリット

同じものを使い続けることができるので出費が減る

これは言わずもがなですね!

同じ物をずっと使い続けることができれば、新しく買い足す必要もありません。物持ちがよければ、すぐに壊れて書い直さなくてはならないという事もなくなります。さらに、その分浮いたお金は他の新しいことに使っていく事もできるのです。消耗品であればそうは行かないかもしれませんが、基本的に普段使う物の多くは、やろうと思えば長く使い続けることができる物だと思います。僕の場合PCは6年間ほど同じモデルを使用していますが、壊れずに使えているおかげでメモリやSSDなど、後々カスタマイズするような場所にお金をかけることができています。僕は買い物をする時はかなりじっくり考えてから購入に踏み切るタイプなのですが、「買ってみたもののなんかこれ違くね・・・?」となる時もあるので、そういうものは使われず長い間眠っています・・・どんまい!もっと上手に買い物できるようになりたいものですね!

長く使っているものには必然的に愛着が湧く

次も言わずもがなですね。ずっと使っていると自然と愛着が湧いてくるので大切にしますよね!皮の製品であれば、経年劣化に伴って「味」が出てくるといいますが、こういう「自分にしか出せない味のある物」は持っているだけで気持ちが高まってくる気がします!

僕の持ってるギターで10年ほど前に購入したFender Japanのストラトキャスターがあるのですが、他にもこれよりも良いギターを所持しているのにもかかわらずこのストラトキャスターが1番使用頻度が高いです。結構傷も付いていますし、音質という面でも他のギターの方が優れていると思うのですが、1番長く使っているだけあって手にも馴染むし取り回しがしやすいのです。

個人的に、買ったばかりの物ってなかなか雑に扱えずに大事に大事にしようとしますが、使っているうちにそういうのが無くなりガンガン使えるようになってきます。そうなってくると「傷つけたらどうしよう・・・」的な余計な発想がなくなるので、どんどん自分の味が出てくるのではないかなと思ってます。これからもずっと大切にしていきたいですね。

物が普段の生活の一部となるので無駄な時間が減らせる

使い込んだ物を使う時というのは新しい物を使う場合と違って、何も考えずに使うことができますよね。なのでいちいち頭の中で何か考える必要がなくなります。そうすると、やらなくてはならない目の前のタスクに集中できるので、道具を道具として使うことができると言うことは大きなメリットになると思います。

物持ちが良いことのデメリット

「これで十分」という思考

物持ちが良いと陥りがちだと思うのですが、新しい物が出たとしても「いまあるので十分だし・・・」となり、それを入手する機会を失ってしまうという事があると思います。「なんとなく便利になりそうだから」や「目新しいから」という理由だけで物を買うというのもどうかとは思いますが、それ以上にその新しい物を手に入れた時にしか得られない「可能性」を手放してしまうかもしれないと言うのは大きなデメリットだと思います。個人的によくあるのは「あー!もっと早く買っておけばよかった!」ってやつですね・・・!

最近だとBluetoothキーボードにしたおかげで机の周りもスッキリしたし、コードに煩わされる事もなくなりました。作業スペースの効率が上がると同じ時間でできることが増えますし、もっと早く買っておけばよかったと思った出来事でした。ワイヤレス最高・・・!

新しく買った物がなかなか馴染まず旬を逃す

これももったいないなと常々思うんですが、例えば服って極端な話着れれば何でも良いじゃないですか。でもたまに新しいやつ欲しくなるじゃないですか。例えば僕はずっとTHE NORTH FACEのシェルジャケットを愛用していたのですが、去年たまたまBeams×Arc’TeryxのBetaSLジャケットに一目惚れして購入したんですね。ところが、結構なお値段もするのでなんというか外に着ていって汚れるのが怖くて中々着ることができず、気がついたらTHE NORTH FACEのシェルジャケットばっかり着ていてとっくに旬が過ぎてしまっていたんですよね・・・。泣ける・・・。こんな感じで、思い切って新しい物を買ったものの、今まで使っていたものがあるためになんとなく切り替えができずに眠らせてしまうというのはとてももったいないと思います。もちろん今まで使っていた物が壊れたりするのは悲しいので、うまく使い分けるとかできるようになれれば良いんですけどね・・・!

全てが日常生活に溶け込んでしまうと新鮮味がない

これもよく考えるのですが、毎日同じ物を使い続けるというのはコストも掛からず余計な出費をしなくて済むという点ではとてもメリットが有ると思うのですが、その一方で新鮮味にかけるというデメリットも有ると思います。個人的には自分にピッタリ合う物を厳選して、それ以外の不要な物はなるべく持たないというのが今のトレンドなのですが、ぶっちゃけ「飽きる」んですよね・・・!だって毎日代り映えしないんだよ!飽きるでしょ!

買い物することで新しい物を手に入れてそこに新鮮味を見出すよりは、日々何かしら「物」ではなく自分に起こる「出来事」を変化させることで新鮮味を見出すことができる方が良いと思うんですが、日常ってなんとなくルーチンになってしまいますよね。そういう意味では持ってる物で変化をつけるというのは手頃なことなのかなと思います。まあ服とかもそうだけど新しい物って身につけるだけでテンション上がるしね!こういう「テンションのあがる出来事」って大切ですよね。

まとめ

「物持ちの良さ」について考えてみました。

この記事を書いていて気づいたのですが、長く使っている物って案外普段からよく使う物が多い気がします。買ってから数回しか使用せずに捨てちゃうような物っていっぱいありませんかね?結局物って使ってなんぼですからね。よく考えてみると使用する目的が明確になっている物ほどよく使うし長持ちさせるように大切に使いますが、単純に買うことが目的になっているような用途がはっきりしていない物は大して使うこともなく不要なものリストに入っていってしまっている気がします。

そう考えると物を買ったりする時に一番考えなきゃいけないのは「それを手に入れて何をするのかをはっきりさせる」ということかもしれませんね。長持ちするような物はうまく言えませんが「本質的な物」だけな気がします。ちょっとこれから意識を変えてものを買うようにしてみようかな・・・!

最後まで読んでいただきありがとうございました!