アークテリクス「マンティス26」3年経って再レビュー。1番好きかも。

バックパックの中でも不動の人気を誇るアークテリクス「マンティス26」ですが、最近リニューアルされたことも有り再び話題になっていますね。

そんなアークテリクス「マンティス26」を購入してから3年ほど使用した今、改めてその良さをレビューしようと思います。

結論としては、いろいろなバックパックを使ってきましたが「アークテリクスのバックパックが欲しい!」と言っている人だけに限らず、万人にオススメできるくらい素晴らしいバックパックだと思っています。

新しいバックパックの購入を考えている方の参考になると嬉しいです。

こんな人にオススメ
  • アークテリクス「マンティス26」が気になっている。
  • アークテリクスのバックパックを買おうかどうか悩んでいる。

アークテリクス「マンティス26」のスペック

アークテリクス「マンティス26」はアークテリクスのバックパックの中でも、デイリーユースからトレイルまで幅広く対応しているオールラウンドなバックパックです。

簡単に特徴をまとめると、

  • 26リットルというあらゆる用途に対応できる収納力やサイズ感
  • アークテリクスの技術が集約しつくされた機能性
  • 機能面だけでなく、幅広いシーンで使うことのできるデザイン性
  • 数あるアークテリクスのバックパックの中でも圧倒的なコスパの良さ

といった感じです。

特に気になる人も多い収納力や機能性について、以下でそれぞれ詳しくまとめていこうと思います。

アークテリクス「マンティス26」の収納力

まずは、アークテリクス「マンティス26」の収納力やサイズ感についてですが、大きく分けて以下の2つがポイントです。

  • 容量は26リットル
  • 使い分けしやすい4つのポケット

詳しく解説します。

容量は26リットル

アークテリクス「マンティス26」は名前の通り26リットルの容量を備えています。

とはいえ、26リットルと言われても実際ピンと来ないですよね。

一般的に、普段使いでは街でも山でも20-30リットルくらいあると良いとされているので、マンティス26は日常生活においては十分な容量を備えているということになります。

実際に、山向けのアイテムを取り扱っているmont-bellでも日帰り登山には同じくらいのサイズ感のバックパックをラインナップしています。

個人的には、街使いを考えると15-20リットル前後でも十分ですので、アークテリクスの「グランヴィル16」は、特にタウンユースにとてもマッチしたバックパックだと感じています。

さらにミニマルな持ち物で、よりスタイリッシュさを追求したい人には、10リットル程度の容量を持つユニクロの「3wayスマートバッグ」なんかも良いかもしれません。

ただ、レジ袋有料化などにともなって「出かけたついでにちょっと買い物」なんて時にはこれくらい容量があると本当に助かります。

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使い分けしやすい4つのポケット

アークテリクス「マンティス26」には、メインのコンパートメントに加えて外側に3箇所のポケットがあり、合計4箇所の収納を備えています。

それぞれサイズも用途も違うので具体的に見ていきましょう。

最も広いメインの収納

まずは、メインの収納部についてです。

このメイン収納はガバッと開くシンプルな1気室の収納スペースです。

本体のカラーとは対照的で内部の色はグレーになっており、パッキングをする際の視認性がとても高いです。

「黒いものを見失ってゴソゴソと中を探さなければならない」なんてこともありません。

底の大きさはだいたい横26cm×縦12cmくらいです。

また、このメイン収納は外側の収納との兼ね合いで、上に行くほど少し狭くなってきます。

さらに、背中側には登山の際にハイドレーションシステムを入れるためのポケットが付いています。

公式でもここはPCスリーブとしても使用できると書いてありますが、個人的にはあまりおすすめしません。

理由は、そもそもポケット自体がハイドレーションバッグ用でありクッション性がなく、背中側にはフレームシートとアルミステーが挿入されているため、とてもPCを保護できるような構造ではないからです。

特に背面フレームシートは背中に沿うように曲がっているため、無理やり詰め込むとPCが壊れる可能性もあるため注意が必要だと思います。

そのため、PCを持ち運ぶ際は、ある程度クッション性の有るケースやバッグインバッグに入れておくと良いと思います。

参考までに、僕はザ・ノース・フェイスの「ジオフェイスPCスリーブ」を利用しています。

ザ・ノース・フェイスのPCケース「ジオフェイスPCスリーブ」の購入レビュー。

かなり便利な上部のポケット

おそらく日常で最も使用するであろう、3リットルくらいの容量を持つ上部にあるポケットです。

500mlのペットボトルも余裕で入りますし、このジップの開き具合もとても出し入れがしやすく助かります。

普段ここには財布やキーケース、AirPodsProなんかが入っていますね。まだまだ余裕があります。

さらに、内部にはキークリップと、ペンなどを入れることのできるオーガナイザーがあります。

普段ペンを単独で使うことは無いのでオーガナイザーを使うことはほとんど無いのですが、海外旅行に行ったときは機内で書類を書いたりする必要があったため、一本だけペンを入れておけるのはめちゃくちゃ助かりました。

キークリップにはAirPodsProをカラビナで付けていますが、頻繁に出し入れするポケットなので落としてしまう心配がないのがとても助かります。

向かって左側にある収納

次によく使う収納は、背面から向かって左側にあるポケットです。

グランヴィル16バックパックと異なり、広めのマチ付きでかなりの容量があるので、雨が振りそうな日はレインカバーや折りたたみ傘、レインウエアなんかを入れておくこともできます。

普段は、目薬などが入ったポーチ類や、ハンドクリーム、携帯用歯ブラシなんかも入れています。

使用頻度が高いものから入れて、入り切らなければメインコンパートメントの底の方に入れておくようにすると良いかもしれません。

アークテリクスのスコーミッシュフーディやベータSLジャケットを天気や気温に合わせてコンパクトに畳んで突っ込んでいます。

アークテリクスのレインウエアはコンパクトに畳めて気楽に収納できるのでとても助かります。

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向かって右側にある収納

最後に、背面から向かって右側にあるポケットです。

こちらはマンティス26にある収納の中で一番容量が少ないポケットです。

マチがないため、厚みのあるものを入れるとバックパックの形が変わってしまうので使う頻度は一番少なく、エコバッグなんかを入れていることが多いです。

両サイドにあるボトルホルダー

おまけに、両サイドにあるボトルホルダーです。

グランヴィル16には無いボトルホルダーですが、これが実際かなり重宝しています。

飲み物以外にも、アルコールスプレーや濡れた折りたたみ傘を入れていますが、わざわざジップを開けずに取り出せることや、雨に振られた折りたたみ傘をかばんに入れることなく濡れたままさしておけるのは正直めちゃくちゃ便利です。

たまにペットボトルを入れることもありますが、使い方としてはそっちがメインかもしれません。

このように、マンティス26には豊富な収納が備えられており、デイリーユースから泊りがけの旅行まで十分に対応することができるのが分かってもらえたと思います。

アークテリクス「マンティス26」の機能性

次はアークテリクス「マンティス26」の機能性についてです。

アークテリクスのコンセプトは「地球上にある最高の素材、最高の技術、革新的なデザインで製品を作る」こととありますが、そのコンセプトに恥じない優れた機能性がこのマンティス26でも垣間見ることができます。

特に気に入っている点としては、

  • 重さを感じさせない背負心地
  • バックパックの耐久性の高さ

の2点となります。詳しく解説します。

重さを感じさせない背負心地

一番感じるのはその背負心地の良さでしょう。

マンティス26の重さは公称値で865gと決して軽い方では有りませんが、フレームが入っていることで体にフィットするような作りになっており、さらに肩のラインに沿った厚みのあるショルダーストラップが使われているおかげで、荷物を入れても実際の重さよりもかなり軽く感じるようになっています。

もし実際に店舗で試す機会があれば、試しに自分のバックパックの中身を移して背負わせてもらうと、実際の重さよりも遥かに軽く感じるその背負いやすさの違いに驚くと思います。

さらに、アウトドアのシーンではウエストストラップを使うことでより荷重を分散させることができます。

バックパックの耐久性の高さ

上で説明した収納力や背負心地のに加えて、バックパック自体の耐久性の高さも素晴らしいと思います。

マンティス26は420デニールのナイロンがメインで使用されていますが、これがめちゃくちゃ丈夫です。

3年間がっつり使用した今でも全くほつれたり穴が空いたりすることもありません。

アークテリクス「マンティス26」の気になる点と対処法

最後にマンティス26について良く言われている気になる点とその対処法をまとめます。

よく言われているのは、

  • 防水性がない
  • ショルダーストラップが緩みやすい
  • ウエストベルトが邪魔
  • 自立しない

といったあたりでしょうか。対処法も合わせて書いていきます。

防水性がない問題

アークテリクスにはグランヴィルシリーズのように防水性をもつバックパックもありますが、マンティス26は防水では有りません。

そのため、雨が降った際には水濡れに気をつけなければなりません。

しかし、雨が降りそう日はザックカバーを持っておけば十分ですし、防水性があるバックパックに対しては中まで濡れても乾きやすいというメリットもあります。

防水バックと言っても背面は防水じゃないことも多いので結局大雨がフルと濡れてしまうことには変わりないですからね。

レインカバーは様々なブランドが商品として出していますので、好きなブランドのものを購入すると良いと思います。

ショルダーストラップが緩みやすい問題

正直、使っていて「これめっちゃ緩むなあ」と感じたことは一度もないのですが、背負って歩く時はショルダーストラップをしっかり締めて、下ろす時にはマンティス26のショルダーストラップは簡単に緩めることができる設計になっています。

おそらくこうした意見は、背負ったり降ろしたりを繰り返すうちにショルダーストラップが緩んでくるというところから出てきていると思うのですが、個人的には荷物に応じて締めたり緩めたりするので、これくらい調節しやすいのは助かるし、少なくとも背負って歩いている間に少しづつ緩んでくるなんてことは無いのでむしろメリットのように感じています。

ウエストベルト邪魔問題

マンティス26には申し訳程度のウエストベルトがついていますが、たしかにこれは普段使うことはあまりないので邪魔かもしれません。

なぜならどこにも収納できないので垂れ下がりっぱなしになってしまうからです。

例えば、ウエストベルトを止めっぱなしにして締めておけば多少はましになるが、留め具が腰に当たるし結局余った部分は垂れ下がるので問題は解決しない。

無理やり外すこともできるし、実際に試したことも有るのですが、もとに戻すのがめちゃくちゃ大変だったのであまりおすすめはしません。

自立しない問題

マンティス26は構造上なかなか自立させるのが難しいため、しばしばそこがデメリットとして指摘されることも多いです。

ところで、普段バックパックを自立させなくてはならない状況ってどれくらい有るでしょうか。

僕の場合そもそも外出先で床に直置きしたりする事はまずないですし、荷物の出し入れをする時は椅子の上で背もたれに立て掛けつつ行ったり、机の上で横にしてガバッと開いて出し入れをするので困ったことは一度も有りません。

クリッパなどのバックハンガーを使えばカウンターでも出し入れは可能です。実際に問題になるケースはまず無いと言っても良いのではないでしょうか。

クリッパはデザインもおしゃれで機能的で、個人的にもおすすめです。

まとめ:アークテリクス「マンティス26」の購入を迷っている人は間違いなく買いです!

以上になります。個人的に気に入りすぎてとんでもない量の記事になってしまいましたが、ここまで読んでくださった方はもうすでに持っている方か、間違いなく今から買うべき方だと思っています。

マンティス26はアークテリクスのバックパックの中でも18,700円とかなり手頃で、迷っている人でも手を出しやすい、アークテリクスのバックパックの中でも最もコスパもいいモデルだと思います。

もちろんアロー22を始めとして、人気なバックパックは他にも有りますが、まだ持っていない人は是非その魅力を体感してもらいたいと思っています。

また、最近になってさらに一回り大きいマンティス32も発売されたので、2泊以上の旅行など、長期の使用まで視野に入れている方にはそちらもおすすめです。

画像は以前に海外旅行に行ったときに撮ったものですが、本当に万能で今すぐにでもでかけたくなるようなバックパックです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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